Loveaffection

薔薇は甘くて柔しくて、魔。

「5TAGE」

雑誌まとめ


タイトルについて
マリウス「曲名は"ステージ"」
佐藤「表記にこだわってて…」
マリウス「STAGEの頭の文字を5にして、『5TAGE』なの」
松島「オシャレだよね」
マリウス「"TAGE"はドイツ語で月日っていう意味で、風磨くんの発案なんだよね。僕たちのステージや5人の月日という意味が込められてる」
(ザテレビジョンCOLORS vol.26)

―タイトルの「5TAGE」にはどんな意味が込められているんですか?"5"はSにも5にも見えるような…
マリウス「これは風磨くんのアイデア!」
菊池「ちょっと言葉遊びみたいな感じにしたくて、読み方はステージだけど頭の"S"を"5"に変えたの。」
松島「その発想、さすがだよね~。」
佐藤「ビビった!俺も一応ちょっと硬めの案を出したんだけど、全然こっちだわって笑」
中島「俺も「5TAGE」で即決だった。一言でスッキリしてるし、5人が立つステージってことでピッタリ。Sと5の形が似てて変換できたのは、もはや運命だったんじゃないかなって。」
マリウス「運命だったんだよ、きっと!」
佐藤「そうだったんでしょう笑」
(QLAP! 16/12号)

制作過程について
―新曲「5TAGE」は、5人での作詞に初挑戦したそうですね。
中島「僕らの想いを込めた新曲を入れようということで、それぞれがアイデアを提出して、1曲に融合させました」
佐藤「締め切りが早くて、焦りました(笑)」
松島「歌詞なんて書いたことないから、全然言葉が出てこなくて。大変だったなあ」
マリウス「でも、一番長く書いてたよね」
松島「歌詞にできなくて、思ってることをそのまま文章にしちゃったからさ」
マリウス「僕もそうだよ。"5年の間、この時は、こういう気持ちでした"って感じで」
菊池「2人の心の内を、手書きの言葉で知ることができたのは良かったです。松島とマリウスだけじゃなくて、全員同じように想いを書き綴って、それを見せ合ったんですよ。だから、それぞれに感慨深いものがあったんじゃないかな」
中島「俺はどこを使ってくれても構わないと、一応フルで書いて出したんです。いい形で繋かって嬉しかった。でもさ、歌詞をメンバーに読んでもらうって、めちゃくちゃ恥ずかしくない!?」
マリウス「何で?」
中島「ラブレターを友達に添削してもらうみたいな気分だよ。"ちょ、ちょっと見てはしいんだけどさ。これで出して、大丈夫かな…?"って」
佐藤「そう? 打ち合わせの席での健人くん、堂々とした感じで、提出してた記憶があるんだけど(笑)」
中島「いやいや、それこそ照れ隠しだよ」
菊池「中島の言いたいことは、分かる。なぜなら俺も、ちょっと恥ずかしかった(笑)」
中島「でしょ? 女性がスッピンを見せる時も、こんな気持ちなのかな(笑)」
佐藤「それぞれの言葉はもちろん、完成された歌詞を見て、すごくいいなって思いました」

―オーケストラの演奏を聴いたような、壮大な印象を受けました。5人の声と想いが美しいハーモニーになっていて、とても感動的です。
菊池「ありがとうございます。5人で作って、"みんな同じこと考えてたんだ"と気づくこともありましたし、逆にそれぞれのこだわりも見えて。それもぶつけ合えるグループであることが、誇らしかったです。」
中島「僕ら、音楽で結ばれている部分は大きいですね」
マリウス「またみんなで歌を作りたい!」
松島「ファンの人と一緒に歌えるパートもあるので、いつかライブで歌う時が来たら、みんなにも声を出してほしいです」
(Songs 16/12号)

―制作経緯は?
菊池「5周年だし、俺らも何かしらで楽曲制作に関われたらいいよねってことで。初めて5人で作詞をしてみました。」
佐藤「メロディーはもう決まってるものがあって、そこからまずは自由に歌詞を書いていったんだけど……俺はビックリしたね。それぞれが描いてきた歌詞の核みたいなものが一緒だったから。」
菊池「一応、大枠は決めてたんだけどね。今までの5年間とこれからの未来……みたいな。でもまさか、ここまで同じような内容を書いてくるとは俺も驚いた。」
中島「俺も"どこを使ってもらっても構わない"って感じですべてをさらけ出して書いていったんだけど、みんなも同じようにさらけ出してみた。」
佐藤「会議室で初めて5人の歌詞を並べたとき、おれ、Sexy Zoneって心からいいグループだなって思ったの。みんなの気持ちがひとつになった瞬間だなって。
菊池「そこから何度も話し合いを重ねて、完成版の今の歌詞の形に仕上げていって。ここは誰々が描いてきたフレーズがいいんじゃない?とか一個一個決めていって。マジで5人以外の手は加わってない。」
松島「みんなが同じメロディーから同じ想いを巡らせたってすごいよね。」
佐藤「その音楽に導かれて5人の気持ちがひとつになった感じもするな。」
(QLAP! 16/12号)

中島「作る過程も楽しかった。菊池の書く歌詞は、自分にはない常にあふれ出るような感じで印象的だったし、みんなで詞を持ち寄ったときに、同じフレーズがあったのがすてきだなって思ったよ」
松島「"薔薇"とか"咲かせる"とか、そういうキーワードだよね。5人の気持ちは一緒なんだって思ったし、あんなに5人で結束したの初めてってくらい結束したね」
佐藤「それぞれが歌詞を持ち寄っているけど、それをパーツとして切って貼って、っていう曲じゃない。一つのペンを5人で持って、書いたって言う感覚だね。」
(ザ・テレビジョン 16/No.47)

―5人が歌詞を競作したあ新曲STAGEも収録されてますね。
菊池「意見を出し合って、それぞれ詞を書いて、それをうまく1曲にした形だね。」
松島「僕はAメロBメロって分けて書いてないから5年間感じたことを箇条書きにしてふうまくんにまとめてもらった。」
マリウス「僕のもふうまくんがまとめてくれたの。5年間思ったことを離して…聡ちゃんとまったく一緒笑」
中島「俺と勝利はそれぞれ書いてスタッフさんに提出したよね。」
佐藤「良い曲になったよ。レコーディング前にあらためて聞いて何か…感動した。」
(TV LIFE 2016/No.25)

歌詞について
―ちなみに"回すんだろ?この手でこの地球を”というフレーズは、どなたが…。
佐藤「あっ。デビュー曲『Sexy Zone』にかけたフレーズだということに気づきましたね!? そこは僕のイチオシフレーズです」
菊池「せっかくだから、繋がりがあっても面白いよねってことで、5人で出したアイデアですね」
松島「"地球はいつでもまわってる"って、デビュー曲では歌ってたけど、俺らの手でまわしたいよねって」
マリウス「あとは、"薔薇"とか…」
菊池「シッ!これ以上は黙っておこう。これってもしかして…って、読み解けるところがたくさんあると思うので、ぜひ探してみてください」
中島「ファンに向けただけではなく、日本中の皆さんに向けた、僕らの決意表明です」
(Songs 16/12号)

菊池「5年間の俺らに欠かせないキーワードを盛り込んで、これ以上心を込めて歌える歌はないってものを作れたと思う」
中島「本当だね。感謝と愛、そして5人のこれまでが凝縮してる」
菊池「例えば、"不器用でぎこちない僕らが描くステージ"とかさ。そのフレーズにはいろんな意味が込められていたりして」
中島「Sexy Zoneより何百倍も実力がある人がいることは自覚しつつ、不器用に、そして未熟ながらも、"らしさ"を追い求めてきた。僕らはいろんな現実を受け止めながら強くなってきた」

菊池「デビュー曲のアンサーとして、"赤い薔薇"という言葉をどう入れるか考えて。登場させるなら、きれいなだけじゃなくて、棘もあって…っていう。その解釈、本質を考えた」
中島「うん。意味を深く考えた」
菊池「デビュー当時も棘を取った安全な薔薇のように見えて、握りしめてみたら、手から実は血が出るときもあった…かな」
中島「それは忘れかけてた視点だった。確かに痛かったわ笑」
菊池「だろ笑 薔薇には棘があることをちゃんと知るべきだったから、それで良かったと思う」
中島「俺、仕事に対してドMだからさ。その棘すらも力に変えてきた。血を流しながらも、ぜ、全然痛くねぇぜ、って肩ひじ張ってさ笑スーパーサイヤ人気取ってたね」
菊池「アハハハハ笑」
中島「ボコボコにされて強くなっていくんだよ。サイヤ人は」
菊池「それでも傷はできるけどね」
中鳥「傷だらけの体に、今年になってやっと薬を塗ったかな。これからのために、傷はちゃんと補強しとかなきゃなって思ってさ」
菊池「そうだな」
中島「傷ついたって、赤い薔薇は俺たちにとって大事なものだよ。デビューのとき、5人で持ってたものだから。お守りみたいなものだと思う」
菊池「だからこそ、安易には歌詞にできなかったんだよね」
中島「花言葉が"愛"の花だしね。今、ファンに愛を伝えないでどうする!って思いもあるよ。感謝と愛がこの曲には必要不可欠だと」
菊池「優しい曲だけど5人で書いた詞は、実は強い。今後この曲を歌うたびに、今の思いを思い出す…それっていいよな」
中島「いいね」

松島「今までもバラードはたくさん歌ってきたけど、僕たちの素直な気持ちを歌った曲は初めてだから、ファンのみんなへの感謝の気持ちを含め、この5年間の正直な思いを書いたつもり」
佐藤「5人がグループでしゃべってるような感覚の歌詞にもなっていて。この曲を聴いたら、僕たちがパツと浮かぶような曲だと思うな」
マリウス「すごく前に向かっていく感じの曲だよね」
佐藤「デビュー曲とのコネクションはあるよね。"回すんだよ!この手でこの地球を"っていう歌詞があるんだけど、デビュー曲では"回ってる"だったのが、今回は、"回す"っていう能動的な感じだったり」
松島「そうね、受け身じゃなくて、自ら回すっていう、今だからこそ歌える曲。5年間の積み重ねで、こういう歌詞が生まれたと思うから。これをデビュー当時に歌えたかって言ったら、歌えなかったな」

佐藤「"笑われたってもう構わない"っていう歌詞の通りだよね。このフレーズはやられるよ」
松島「この言葉はデビュー当時から風磨くんがずっと言ってて。俺らって、最年少ってことしか取りえのないグループって言われ続けてきたけど、そう言われないためには自分たちの武器を増やしていくしかないし、恥をかいても笑われてもいいから、自分たちのやりたいことをやっていくのが大事だなって思う」
(ザテレビジョンCOLORS vol.26)

―ストレートな言葉が並ぶ歌詞には、刺激の強いワードもありますよね。
佐藤「後半の"最低…最低…"とか、確かにちょっと重いかも。」
松島「でもそれくらい直球な表現にしたほうがいいよねって話になって。」
菊池「刺激が強いかもって話も出たけど、結局は入れることにした。その声を聴いた時の俺たちのリアルな想いも込められる気がしたし。」
中島「そこからの7行は、事実を強く打ち出した言葉が並んでる。これを披露する日が来たら、かなり感情をこめて歌える気がするな。」
マリウス「ソロパートが多いから一人一人の声も際立つし、ライブでやるならすごくシンプルな演出でいいと思う。」
佐藤「というか、演出はいらないかも。」
松島「うん、いらないね。」
菊池「5人が並んで歌うだけで十分。」
中島「シンプルにこの歌を届けることが"演出"になるんじゃないかな。」
(QLAP! 16/12号)


メンバー選曲について
菊池 ベースとして各5曲ずつセレクトして、そこから5人で話し合って10曲に。
佐藤 だから全員の意見がしっかり反映された10曲になってると思うよ。
マリ 結構かぶってたりしてたもんね。
佐藤 うん。僕の選曲基準は耳で楽しめる曲とメンバーやファンの人の思い出になってる大事な曲を入れたよ。
中島 俺はデビュー当時最大のアダルトな曲(※イフワナ)を入れたいなと思った。まだ未熟ながらも最大にアダルトを表現したあの感じを今もう一度味わいたくて。
菊池 純粋に好きな曲と、ベスト盤だから手に取ってくれる人もいるだろうということで、こんな曲があるんだよって提示する意味もあったかな。
マリ 僕もアルバムを聞いたことがない人でも聞きやすくて耳に残りやすい曲や大人っぽい曲を選んだ。
松島 俺も。ポップな印象が強いと思ったから、かっこいいダンスナンバーも歌えるよって知ってもらえたらと思う。