Loveaffection

薔薇は甘くて柔しくて、魔。

Sexy Zoneを選んでくれてありがとう

嵐になりたくて、ジャニーズに入った少年。
仲間が大切で、引き裂かれたことを受け入れられなくて、でも隣にいる君はもちろん小さな子供たちも邪険になんか出来るわけなくて。やりたいこと、やらなければならないこと、葛藤が戦いが止まらなくて。わかってくれる人がわかってくれればそれでいいって自分を閉ざして。でも周りを見てみたら視界が開けたように、今この場所が自分のやりたいことが出来る場所なんだって気付いて、やりたいことはグループが大きくなることでその先に自分が大きくなれる道があるんだって気付いて。絶対でかいグループになるって確信してた。そんな矢先に、いや前兆は既にあったけれど、また引き裂かれて。やりたいこと、やらなければならないこと、二度目の戦いが始まる。

いやほんとさ、オタクの心はズタボロですよ!どんな立場のせくぞん担もあの頃はズタボロだったと思うけど、きくち担はきくち担でそりゃぁ辛かった。普通にトラウマ。みなさんご存知の通りあの芸風ですから、あちこちで火種作って。色んなオタクから大バッシングくらってこっちまで辛かったし苦しかったし悔しかった。画面やステージの向こう側でどれだけ葛藤し戦い立ち向かって前を向いているか、察することしかできないけど、そうやって言葉にすることが彼なりの誠意だと不器用な優しさだと戦いだと思って見ていたわけですよ。悔しかった、まるでスケープゴートみたいに体のいいサンドバックみたいにされてることが。でも私は諦めるわけにはいかなかったんだよ、だってあの夏唯一並んで踊ったKQJがあまりにも眩しくて輝いててこんなん諦められるわけないじゃんって、ふうまくんが諦めてないのに私が諦めてどーすんの?って。実際には主にビジュアル面で(何故あの精神的にキツいときに外面もキツくしたのかいまだに謎である)痛手をくらい美味しいとこだけを摂取しよう方向に転換した数か月もあったけど。

次の夏。「ジャニーズに入っていなかったら、仲間や皆に会えなかったと思うと、すごく怖い。色々な仲間と、Sexy Zoneと出会って、今支えてくれている仲間に出会って、ちょっとずつ大きくしてくれる皆さんがいて。」確か、一度だけ、Sexy Zoneって名前を出していた。グループに還元したいんだって言ってた。友達に胸を張れる、それを選択して生きてきたって言ってた。全部全部投げ出して逃げ去りたいときもあっただろうけど、でも友達に胸張れないから、覚悟して選んで背負って前向いて突っ走っていた君。あなたが胸を張れるボクになれた?不安だよ、って堪えきれず泣き出す君。最後の最後に、帰るべき場所に帰って行った君。声に出さず全身で自分の居場所はここなんだと叫んでいた夏。

秋、幕が上がる前、5人が並んだ姿が見れるんだって確信があったんですよ。でも、明らかにいくつかのMVが飛ばされて、時が止まってしまったような過去が消されたような気持ちになって悲しかった。ふうまくんは、相変わらず過去を見つめ言葉にする人だった、期待を大きな希望で返したい大きな愛で応えたいって言ってた。希望を忘れず信じて見つめてきた私の日々が救われる気がした。この日の薔薇色の日々で、かわいそうなやつは誰一人いなかったって主張していた。ああ、大切な前を向いてひたむきに努力していた仲間のことを可哀想って思ってほしくないんだなぁと思った。可哀想が売りになるこの時代に、なんて真っ直ぐで温かい男の子なんだろうって、大好きだった。結局、どんなに振り回されようと、この言葉にせずにはいられない男の子のことが好きなんだ。

そして、また次の夏がやってきた。「今の僕の夢はSexy Zoneになることです」言い切った。言い切ったんだ、私たちの前で、引き裂かれた仲間や並んで立つ仲間の前で。会見でSexy Zoneは好きですか?って聞かれて、まぁまぁっすね!ってまぁまぁでもなんでもない顔で答えてた。ねぇ、知ってるよ!Sexy Zoneのこと!大好きじゃん!めちゃくちゃ好きじゃん!ねぇ、悩んで迷って俯いて、それでもSexy Zoneを"選んだ"のは君なんだよ。自分で選んで、今そのステージに立ってるんだよ。ねぇ、己を振り返り見つめ問いかけた答えが、Sexy Zoneになること、これがどれだけ尊いことかわかりますか、どれだけ嬉しかったかわかりますか。ふうまくんがSexy Zoneのこと大好きだなんてずっと前から知ってたよ知ってたけど、それを本人が口に出すことがどれほど愛しいことか。声にせず全身で叫んでいたときから一年経った真夏の地下の君。


「おれをここに連れてきてくれて、ありがとう」

ふうまくんは!自分で!選んで!進んで!今そこに立ってるんだよ!今、4人と並んで、ステージに立ってるんだよ!そう、自分で選んだんだ、この未来を夢見て、夢を現実にするために、あの頃のふうまくんが描いた夢が、今のふうまくんだ。ねぇ、"ここ"を選んでくれてありがとう。今までもこれからも、信じさせてくれてありがとう。Sexy Zoneを、好きになってくれてありがとう。それを言葉にして伝えてくれて、ありがとう。私、まだ許せないし許さないし良かったって絶対に言わないけど、今のふうまくんをSexy Zoneを作った過去は確実にあったものだから、あの日々をただ辛いだけで終わらせなかったのは他でもない君たちだから、あんなこともあったなぁって振り返ることが出来るようになると思うよ、まだ少し傷は痛むけど。楽しいと幸せだと思わせてくれた3か月間を、愛しく思うよ。

ひたむきにがむしゃらに前向いて進んでください。
原点を、らしさを、忘れず。
突っ走ってください。



ふうまくんがくれた言葉、私も5人に贈ります。




「ようこそ!Sexy Zoneを選んでくれてありがとう!」