Loveaffection

薔薇は甘くて柔しくて、魔。

銀の匙〜Silver spoon〜

見てきました。3/7。
仮面見た後に。
映画館でふまけん梯子。
すごくない?えっふまけんさんすごくない?

てことで以下超ざっくり感想。



心がじんわりと温かくなる映画でした


私は泣けなかったんですけど
泣く、というよりは、命の重さ尊さを感じた、かな。

原作では屠殺シーンはビデオを見せてるのですが、映画では意図的に実際に屠殺しているところを生徒が見学しています。電気ショックで意識をなくさせるところ、血抜きで排水溝に血が流れて行くところ、皮をはいだ後後足の又から刃を入れて2等分するところ。ここまで映すのか、と。思わず目をそらしてしまいました。でもこれを経過しないと我々の元には届かないんですもんね、動物肉は。
その後タイミング良く撮影に成功した、ということで、牛の出産シーンがありました。本当にプリッと子牛が産み落とされる。
ノンフィクションで家畜の生死が両方描かれているところが一番私には響きました。

青春、というもう一つのテーマも持つこの作品。このあたりは学園祭周辺以外はほぼ原作に沿っていたので、元々読んでいた私はわかりましたが若干時間制限ではしょってるなーという印象。まぁ許容範囲かな。
でも本当に皆1カ月の撮影を通して青春の時を過ごしていたんだろうな〜っていうのが伝わってきて、過ぎ去ってしまった時を、彼らの煌めきを、羨ましくもありほほえましくもありました。現場の雰囲気が存分に画面に映し出されていたのだろうと思います。
さて、青春と言えば、駒場と八軒、アキと八軒はクローズアップしなければ。駒場に関しては物語で大きな役割を持っていましたがこちらも時間制限で矢継ぎ早な印象は否めませんでした。私は脳内補充してましたけど…。進行上このあたりの駒場の態度は大分原作と替えられていたので初めは少し違和感でしたが、これはこれで沁みるものがありました。なんでこんなにんーってなるのか考えてみたら、あれだ、野球が本当にチラっとしか取り上げられなかったからだ笑
さぁアキと八軒。こちらも監督の趣味(笑)なようで大分脚色されてましたが、寧ろ漫画で書けなかったところが書かれているのかも、と思えました。胸とか足とか笑 キング号を送り出すシーンでは、八軒超積極的じゃ〜〜ん!!!と普通にキュン♡みたいになりましたけどまぁ漫画の八軒は無理だろうな…w 絵になってた。すごい青春でキレイな絵だった、アリスちゃんと健人くん。あの真っすぐキング号の載った車の先を見つめながら、アキに話しかける八軒。印象的です。の後ろでぐぬぬってなってるアキ父が目に入ってしまい後で八軒殺されるぞ〜〜〜など(笑)

もう一度見たいと思える作品だったと思います。

原作を知っているからこそ、これまでの撮影を知っているからこそ、このシーンとかも駆け足でいくんだ!!となんだかもったいないようなわかりにくいような。

でも特に後半はもう3時間は見ているんじゃないかっていう感覚で、つまり濃いとても濃い内容だったんですね。濃密な2時間を過ごせたなぁと思います。
また見に行こう。前売りあるし(笑)




さて、健人評も少しだけ。
そもそも脚本が八軒が明るく周囲になじんで行く過程をささっとしてしまったので仕方がないのもあるのですが、その辺りが終わったあたりから急に表情も声色も明るくなったですこーし戸惑う(笑) 健人のアイドルオーラ!は全くないしとても八軒だったと思う。素晴らしかった。でもこりゃ如何せんどうにもできないわーーっていう致命傷を発見してしまいましてwwもうね足が長くてwww多分衣装さん頑張って標準に見えるようにしたと思うんですよ?でもね、すげー長い。もう長い。イッチーの隣にいる時身長確実に10cmは違うよねって感じなのに腰の位置ほぼ同じ。おかしい。ついでに言いますと、歩く時腰がこう左右交互に上下に動くような、歩き方で、結構笑いました。まぁこれはいいか。あと気になったところ、は、笑顔がキュートだね!っていう…のと肩ががっしりすぎてなんか学ラン似合わないよ…かな…。いやもうなんかそんなんばっかりかよっていうね!!でも総じて素晴らしかったです。良い経験になったなぁって。あの夏がヲタクが泣いた夏が、無駄にならない、いや、あってよかったと、言えるような作品でした。
(ちらっというと、アリスちゃん演じるアキがとーーーーってもアキで素晴らしくって食われてる感は否めなかった…かな…と思うので私今後アリスちゃんもっと注目します!)




レビューヘタクソすぎるので思うがままに書きなぐった…
日本語不自由…




心がじんわりあったかくなって、思わず笑みがこぼれて、そんな銀の匙

また見に行きます。